一センチと一秒

そんな彼を誰よりもかわいいと思う。

その気持ちに変わりはない。

彼に不満は何もないのだ。


どんなに考えてみても、気になる男性も出てこない。


なぜ私は、あの時何もいえなかったのだろう。

なぜ、『ごめん』としか送れなかったのだろう。


彼を不安にさせるとわかっているのに。


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