好きな人♡
「うるせー」

そう言いながら、春弥は去っていった。

背中を見つめて切なくなった。

あんなに好きだったのに……

バッグからティッシュを取り出し瑠依の唇にあてた。

「イテェ!なんであんなこと言うんだよ……」

「ひどいよね」

私の頬を涙がゆっくりと流れた。
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