好きな人♡
「なんかさ、告白してどうしたらいいんだろうって……考えて。いっつも平気でラインして勝手に会いに行ってたから。でもそれって、今は気まずいのかなって……ゴホッ」

瑠依は天井をみながら言った。

「そうだね。いつも会えるのが当たり前で……なんかこの一週間私も迷った」

「連絡しにくいし……避けられたら、嫌われたらどうしようかと思って」

そういうと、寝返りを打って瑠依は反対を向いた。

「会いたて……朱里に会いたて……さっきあそこにいたら会えるかなと思ってた」

瑠依の表情は見えにくい。

肩を落としていた。
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