好きな人♡
香りに引き寄せられて
翌日も心配で瑠依の部屋へ行く。

「大丈夫?」

私がドアを開け言うと、瑠依は笑顔だった。

「のど飴とか買ってきた」

瑠依にビニール袋に入ったのど飴、ヨーグルト、スポーツドリンクを手渡した。

「サンキュー」

「だいぶ良くなった?熱は?」

私が言うと、両手で前髪を押さえておでこを差し出してきた。

私がおでこに手をあてると、その手に瑠依は手を重ねてきた。

ドキドキする……

慌てて手を離す。

ダメだと思うから。

想いをに応えられないのに、手が触れ合うとか。
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