好きな人♡
「えっ?」

私はごまかすように歩いてきた道を探す。

何でこんなに必死に探しているのか?

ピカチュウ可愛いけど、そんなに好きじゃないのに。

澪と瑠依が楽しそうに話してると、悲しいし嫉妬する自分に気づき始めてた。

―――この気持ちが恋なんだと思う―――

だけど、私は瑠依の告白を断っている。

今さらなんだと思う。

「失恋したばっかだからね」

「確かに」

「カラオケで瑠依と号泣したばっかり」

「そうだね」

朋は言った。

< 54 / 69 >

この作品をシェア

pagetop