好きな人♡
「うん」

と瑠依は笑顔で頷いた。

あ、でも告白して振られたら行けなくなるのかな……

樹と朋とか友達と一緒なら行くことが出来るか…


不安にある。


「好き……」

呟くようにもごもごと言った。

「え?」

と大きな声で瑠依は言った。

「今なんて言った?」

瑠依は聞き返す。



花火と周りの声で聞こえなかったらしい。

何か一瞬ほっとした。



まだ引き返せる……そう、このまま幼馴染でいられる。



このままでいいのかな?……

ちゃんと伝えないままで……







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