夏の日向さん

真夏

「はあ〜、やっと着いた!!」

暑い、暑すぎる。

自分探しのため旅をたくさんしてきた私だが
やっぱり、海の見える場所は最高すぎる!!

うみ、うみ!!、うみーー!!!!!!
って感じ笑

水面に散らばる光

波がたなびき、風が髪を揺らす、優しい潮の匂い。

まさにそう、私が求めていたこの場所。

「わあああああ!!!!!!!」

びっくりした、隣の男の子が叫んでいる。

「んぇ、?」

あ、思わず声が出てしまった、。

「あ、」

あってなに、?

「あ、」

とりあえず私もあっと零す。

気まじぃ。

「あ、笑
ごめんなさい!笑 なんか叫びたくなっちゃって!」

にこっとわらう彼は太陽のようなすざましい輝きを放っていた。

「綺麗、。」

あ、またやらかした。
思わず綺麗と零してしまった。やらかした。
恥ずい恥ずい恥ずい。

「え?」

そりゃそうよね、え?ってなるよね、
あー、なんて返そう、。

「あ、なんかあのその、なんか綺麗な方だなと思って!!!」

唖然としている、
数十秒前の私のようだ。

「お、俺がー!?!?!?」

え、あはい。え?なにその反応なんて返せばいいの?

「…」

「あ、なんかそのびっくりしちゃっていきなり綺麗とか言われるのがそのなんか、滅多にないというか?」

うん。わかるよその気持ち。
でも、いきなり海に叫ぶほうがその、滅多にないし。
どうかしてるよ。

「海に向かっていきなり叫ぶ方もどうかと
思いますけどね?」

うん、言ってやった!!!!

「確かに笑笑 おもろ笑笑笑笑
俺あそこの宿でルームシェアしてて
この海から近いから、いつもここに来て
叫んじゃうんですよね笑笑」

指を指している方向は綺麗な宿、
さすが沖縄だ。シーサーが立っている。
すごい。

「そうなんですね笑
私は今日ここに来たばっかなんです笑」
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