チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~
てぃーだと子豚は、呆然とした顔でその様子を見ていた。
「何やってんのかしら…あの2人…」
「まぁ、確かにあの場所には誰も居なくなったけどね…」
今しがたまで、ヤクザに脅されていた気弱そうな男性も、いつの間にかその場から消えてしまっていたようだ。
「向こうの方へ走って行ったけど…あの2人、
タイムトンネルが現れるまでに戻って来れるかしら?」
「時間までに逃げ切れれば良いけどね…」
未来からのタイムトンネルが現れる時刻は、もう間近まで迫っていた。
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