チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~
長いタイムトンネルを抜けると…
そこは未来だった。
月明かりに照らされて、銀色に輝く幾何学的な造形をした建物の数々。
シチロー達の前を通る人々は、シルバー基調に蛍光色やパステルカラーといった色彩の洋服を着ている。
「へぇ~♪これが未来の街かあ~♪」
見たところ、ずいぶんと平和そうな雰囲気だ。
戦火に囲まれ荒廃した世界を予想していたシチローは、安堵の表情を見せた。
「ところで、凪はどこにいるのかしら?」
てぃーだがキョロキョロと辺りを見回していると、ほどなく4人の事を呼ぶ声が聞こえた。
「チャーリーズの皆さぁ~~ん♪」
「あっ♪凪だよ♪」
声のする方を振り返ってみると、凪が手を振ってこちらへと向かって来ていた。
「ヤッホ~♪凪~久しぶり~♪」
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