チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~
「皆さん、よくいらして下さいました♪お待ちしてましたよ♪」
久しぶりの再開に、自然と皆の顔はほころんだ。
「元気そうじゃない♪
凪~突然あんなメールくれるから驚いちゃったわよ♪」
「そうそう♪メールじゃ人類の危機とかって言ってたけど、全然そんな雰囲気に見えないよ♪」
シチローが凪にそんな
言葉を投げかけると、凪の表情が変わった。
「いえ…シチロー…あのメールは本当の事よ…今、人類はかつて無い程の危機に瀕しているわ!」
そんな凪の深刻そうな表情に、シチロー達は腑に落ちないといった顔で互いを見合わせた。
「だって、全然平和そうじゃない…」
シチロー達が不思議がるのも無理はない。
ここには、爆煙はおろか兵士達の姿も見当たらない。
凪は、種明かしをするべく、その理由を語り出した。
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