チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~

「なんと!!これはもしや、幕府御禁制の品、鉄砲ではないですか!」


「これは大変だあ~!
どうしてこんな物が箱の中に!」


舞台役者が本業のてぃーだが聞いたら、すぐにでもダメ出しを食らいそうなほどにわざとらしく、大げさに騒ぎ立てるシチローと光圀の二人。


「ええいうるさいっ!黙れ!黙らんかお前達!」


「わあぁぁ~っ!鉄砲だあ~~~!」


「鉄砲ですよ~~!
皆さ~~~ん!」


そんなシチロー達の声は、船に乗っている助さん達にも聞こえた。


「むっ…ご隠居達、どうやら鉄砲を見つけた様だな……我々も援護に向かわねば!」



そして、港で様子を見ていたチャリパイの三人とお銀達も当然のごとく動きを開始した。


「面白くなって来たわね♪いよいよ、リアル水戸黄門が見れそうだわ♪」


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