チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~
『伝説の』を強調して
自己紹介をするシチローをまじまじと見つめ、
メルモは納得した様に頷いた。
「ああ~♪アンタ達が~
『電線の修理屋さん』
かね♪
最近、エレベーターの調子が悪くて困ってたんだよ♪」
「誰が『電線の修理屋さん』なんて言ったよっ!『チャーリーズエンゼルパイ』だよ!!」
「ン?『チャーハンとエビシュウマイ』?」
「・・・・・・」
「ねぇ…凪?メルモさんは耳が悪いの?」
てぃーだが苦笑いしながら凪に尋ねると、凪も
苦笑しながら答えた。
「う~ん…時々、そうやって『空耳』が聞こえるらしいのよね…」
「絶対、ワザとだ…」
小さな声でシチローが呟いた。
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