チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~
第3コロニー内…
『希望小学校』…
「ハ~イ♪みんな~
今日は国語のお勉強の続きをしますよ~♪」
特別保護地区の更に地下のある場所に、その小学校は在った。ホノは、戦争で両親を失った子供達と一緒にそこで生活を共にし、勉強などを教えていたのだ。
「それじゃあ、教科書
102ページ。
『チャリパイ6~未来からの刺客』後半からですね♪…ハイ、シンゴ君読んでくれるかな♪」
《シチローは、T8000の前に立ちはだかり大きく深呼吸をした。
凪
「一体、何をするつもりかしら…シチロー…」
ホノ
「もしかしたら、何か作戦が?」
シチロー
「か~め~は~め~波ああぁぁぁ~~っ!」
てぃーだ
子豚
ひろき
凪
ホノ
「そんなモン効くかあぁぁ~ボケッ!」》
「ハイ♪シンゴ君、ありがとう~♪
皆さん、このお話から何か皆さんが感じ取った事はありますか?」
ホノは、子供達には…
たとえ絶望的な危機に瀕してもあのチャリパイの様に楽観的に乗り越えて欲しいと願いを込めて、この物語を国語の題材に選んだのだ。
そんなホノの質問に対して、子供達は一斉に元気良く手を挙げた。
「は~い♪せんせ~♪」
「それでは、マリちゃん♪」
「シチローはバカです♪」
「・・・・・・・・」
「ヘックショイ!」
「あら?シチロー、風邪?」
「いや…なんか今、誰かに噂された様な気がして…」
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