極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜
「くだらねぇ…薄っぺらい友情の為に命賭けるなんて、とんだ馬鹿女だな」
はぁ…と、盛大なため息をついた仁睦さんは既に敷かれている布団の上にあぐらをかいて座ると、こっちに来い…と手招きをする。
ピリピリと未だに痺れている足を引きずりながら、這うようにして仁睦さんのそばまでたどり着くと逞しい腕が伸びてきて…軽々と身体を抱き上げられた。
向かい合うような体制で、彼の膝の上に座らされた私は…調子に乗って仁睦さんの腰に足を巻き付けて密着の姿勢をキープさせてもらう。
「始末する、とは言ったが─…殺すつもりは無かった。」
「……え?」
「見境なく、殺しをするわけじゃない。お前がやけにしつこく西園寺って男を庇おうとするからムカついて脅かしただけだ」
「……ええ?!」
「そーいうことだ、だから今後…俺に隠し事をしようなんて考えるな。お前の言うことは聞ける範囲で…聞いてやる」
えっと─…それは、つまり、、
「私たちっ、両思い、」
「─…なわけねぇだろ?どう解釈したらその答えにたどり着く?」
「えぇ〜…、私の言うことは聞くって言ったよね?聞ける範囲で聞くって言ったよね?じゃあチューしてっ!ぎゅーってして、その後イチャイチャ朝までコースっ、」
「うるせぇ口だな、少し黙れ」
なんてドSな発言が飛び出した直後、推しに唇を塞がれた私。これをお説教だと呼ぶのなら…24
時間365日お説教キボンヌ─…です。