極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜


「……腕枕は?」

「今日はナシだ」

「ヤダっ、寂しくて眠れない」

「うるせぇ、黙って寝ろ」

「わざとだもん!」

「……」

「また黙らせて欲しいから、わざとうるさく」

「あー…分かった分かった」



私に背を向けるようにして寝返りを打ってしまった仁睦さん。…敵に背中を見せるとは。どうなっても知りませんよ?



ゴロンっと一回転、私も寝返りをうって仁睦さんにピタッとくっついて背後から抱き締めるみたいに腰に手を回して密着した。



「……英里、」

「ん?なーに?」

「調子、乗ってんじゃねぇぞ」

「上に、乗ってくれてもいーよ?」

「……言葉が通じねぇガキは嫌いだ」


「嫌いって言わないで…」



しゅん…とした声でそう言えば、ため息をつきながら仁睦さんが再びこちらに身体を向けてくれた





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