極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜


「お前明日の夜、暇?」


「………え?!なに、デートのお誘いっ、」


「暇だろ?暇に決まってるよな、何処にも行けねぇしスマホも持ってねぇし?やること無くて暇すぎて妄想しかしてねぇもんな」



……なんなんだ、今日はやけに喧嘩腰だな?

やるのか?この私と勝負ですか?はい、力の差では余裕で負けると思いますので…また女を使って騙し討ち作戦でっ、、



「……リハビリ、だってよ」


「ん?リハビリ…?なんの?誰の?」


「お前のやっかいなトラウマの…リハビリ」



カチンっ、と音を立ててライターに火を灯して歩きタバコを始めた新次郎。煙を浴びたくないので少し距離をとって歩いた。



──…っていうか、



「そ、そのリハビリってまさか…」


「そのまさか。若頭サマが直々にお前をドライブに連れてってくれるんだと。ったく、平和ボケしてんじゃねぇよ…って感じだよな」



こっ、これは…遂に!!!


推しと私のドライブデート、、キターーー!!


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