極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜
「浮気しない、ってアレは口先だけか?」
「そ、そんなわけ無いじゃないですか!付き合ったら浮気はしません。でも現状、仁睦さんは私の彼氏では無いので…新次郎とキスをしても浮気にはカウントされません」
「ずいぶんと都合のいい解釈だな」
「…そうですか?許嫁がいるのにこうして部屋に来てくれる仁睦さんだって同類だと思いますけど」
「……今日はヤケに反抗的だな?新次郎に何か吹き込まれたか?」
「あの人は関係ないです、ただの事故関係者ってだけで、」
ムキになって額を押さえていた手を離し、両手を使って身体を起こそうと布団に手をついた
っと同時に、その手を仁睦さんにつかまれ頭上でひとつの手で拘束される。
空いた方の手を私の顎に添え、ぐいっと上を向かせると、、
「じゃ、俺も─…事故関係者ってことで、」
状況についていけない私を見て楽しそうに笑った推しは…その美しい顔面を近付けてくると、そのまま私の唇を塞いだ。