極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜
「……そんな顔しても、これ以上はシない」
「…身体がツラい、仁睦さんが欲しい」
「知らねぇよ、自分で処理しろ。見ててやる」
「ひどいっ…えっちなキスしといて放置なんて酷すぎます!責任とって最後まで貰ってください」
「煽ってきたのはお前だろ、知らねぇ」
うぅ〜…悪魔だ、闇の帝王だっ!!
下から仁睦さんを睨みつければ、鼻で笑われてあっさりと私から離れていく推し。そのまま部屋を出ていくのかと思われたが…乱れた浴衣を整えて私の隣に敷かれている布団の中へ潜りこんだ。
ゴロンと寝返りをうって、仁睦さんの方に身体を向けると─…
「これで、我慢しろ」
これ、と言って自らのたくましい腕をこちらに向かって伸ばしてきた仁睦さん。…えっと、これはまさか俗に言う、、
「う、ううううっ!??」
腕枕、という奴ですか?!!!
「必要ねぇなら、やめる」
あっさりと腕を引っ込めようとする推しの気が変わらないうちにゴロゴロと布団の上を転がって仁睦さんの腕の上に無事到着した。
「嬉しいです、しあわせです…」
至近距離で見る推しの顔面は美しすぎて心臓に悪い。これはいい夢が見られそうだ。夢の中で先程の続きを─…