呪い殺された地味令嬢が最愛妃になるまで~お仕えしていた不遇王子が知らぬ間にヤンデレ皇帝となって、私を花嫁にご所望です⁉~
「まぁ! 偉そうな発言は私の魔力を超越してからにしてちょうだいね、コウモリさん」
「うぐぐ」
小さくため息をついて、エリオットがぼやく。
「気をきかせてくれるのはありがたいが、もう少し静かにしておいてほしいな」
大きな手がハンナの後頭部を包み込む。サファイアの瞳の真ん中にハンナをとらえ、優しく唇が合わさった。
かすかに開いた隙間から熱い舌先が侵入してきて、ハンナのそれをからめとった。ぬるりとうごめく彼の舌が口内を蹂躙していく。
角度を変えるたびにキスは深くなっていき、ハンナの漏らす吐息は甘く湿ったものになる。
「んっ、エリオットさま」
「綺麗でかわいいよ、ハンナ」
サファイアの瞳に甘い情欲がにじむ。エリオットはもうハンナしか見ていなかった。
彼のキスがどんどん深くなっていくのを、ハンナは慌てて制止する。
「ダ、ダメですよ。小さい子のいるところで」
後ろを向いているとはいえ、少女の前でこれ以上のキスはできない。だが、エリオットは不満げに眉根を寄せた。
「光の精霊のことなら……彼女は三百五十歳だぞ。少女の姿をとっているのは、本人の趣味でしかないのだから私が配慮する必要性は感じないが」
「たとえ未成年でなくても、人前という時点でダメです!」
「では、すぐに出ていってもらえばいい」
当然のように押し倒そうとしてくるエリオットをどうにかなだめて、ハンナは言う。
「うぐぐ」
小さくため息をついて、エリオットがぼやく。
「気をきかせてくれるのはありがたいが、もう少し静かにしておいてほしいな」
大きな手がハンナの後頭部を包み込む。サファイアの瞳の真ん中にハンナをとらえ、優しく唇が合わさった。
かすかに開いた隙間から熱い舌先が侵入してきて、ハンナのそれをからめとった。ぬるりとうごめく彼の舌が口内を蹂躙していく。
角度を変えるたびにキスは深くなっていき、ハンナの漏らす吐息は甘く湿ったものになる。
「んっ、エリオットさま」
「綺麗でかわいいよ、ハンナ」
サファイアの瞳に甘い情欲がにじむ。エリオットはもうハンナしか見ていなかった。
彼のキスがどんどん深くなっていくのを、ハンナは慌てて制止する。
「ダ、ダメですよ。小さい子のいるところで」
後ろを向いているとはいえ、少女の前でこれ以上のキスはできない。だが、エリオットは不満げに眉根を寄せた。
「光の精霊のことなら……彼女は三百五十歳だぞ。少女の姿をとっているのは、本人の趣味でしかないのだから私が配慮する必要性は感じないが」
「たとえ未成年でなくても、人前という時点でダメです!」
「では、すぐに出ていってもらえばいい」
当然のように押し倒そうとしてくるエリオットをどうにかなだめて、ハンナは言う。