想いを伝える人 ~天命に導かれる旅~ 【新編集版】
大事な大事な1万円を財布に仕舞ったが、その使い道はもう決めていた。
それが頭に浮かぶと、思わず頬が緩んだ。
終業時間が待ちきれなかった。
時計の針が進むのが遅く感じたほどだった。
それでもなんとか定時になったので、誰よりも早く会社を出て家電量販店へ向かった。
店に入って向かったのは調理コーナーだった。
目の前にはどうしても買いたいものが並んでいた。
どれにしようかとあれこれ見てからカタログに書いてある機能などを参考にして予算内で買える商品を比較し、かなり迷ったが、シンプルなデザインと上品な色合いのものに惹かれたのでそれを選んだ。
税込み9,980円だった。
それを抱えていつも買い物に行く近所のスーパーへ寄り、お米2キロと真っ赤な梅干1パックを買って、急いで家に帰った。
梱包を開けて商品を取り出した。
色は上品なブラウンで、重さは約3キロ。
付属品として、計量カップと、しゃもじ、そして、しゃもじ受けがついていた。
そう、どうしても買いたかったものは、炊飯器だった。
家でおいしいご飯が食べたかったのだ。
それが頭に浮かぶと、思わず頬が緩んだ。
終業時間が待ちきれなかった。
時計の針が進むのが遅く感じたほどだった。
それでもなんとか定時になったので、誰よりも早く会社を出て家電量販店へ向かった。
店に入って向かったのは調理コーナーだった。
目の前にはどうしても買いたいものが並んでいた。
どれにしようかとあれこれ見てからカタログに書いてある機能などを参考にして予算内で買える商品を比較し、かなり迷ったが、シンプルなデザインと上品な色合いのものに惹かれたのでそれを選んだ。
税込み9,980円だった。
それを抱えていつも買い物に行く近所のスーパーへ寄り、お米2キロと真っ赤な梅干1パックを買って、急いで家に帰った。
梱包を開けて商品を取り出した。
色は上品なブラウンで、重さは約3キロ。
付属品として、計量カップと、しゃもじ、そして、しゃもじ受けがついていた。
そう、どうしても買いたかったものは、炊飯器だった。
家でおいしいご飯が食べたかったのだ。