想いを伝える人 ~天命に導かれる旅~ 【新編集版】
笑顔の社長に見送られて駅へ向かって歩いている時だった。
「才高さん、お祝いしましょう」と突然、結城が言った。
「お祝い? なんの?」
「才高さんの初仕事のお祝い」
「えっ? わたしのお祝い?」
思い切り戸惑った。
無事に終えることができたとはいえ、今回の仕事はわたしの力だけでできたわけではない。
彼女の力添えが無ければ、彼女が撮った素晴らしい写真が無ければ、こんなに完成度の高いものはできなかった。
だから二人のお祝いにしようと提案すると、彼女はにっこり笑って頷いてくれた。
「才高さん、お祝いしましょう」と突然、結城が言った。
「お祝い? なんの?」
「才高さんの初仕事のお祝い」
「えっ? わたしのお祝い?」
思い切り戸惑った。
無事に終えることができたとはいえ、今回の仕事はわたしの力だけでできたわけではない。
彼女の力添えが無ければ、彼女が撮った素晴らしい写真が無ければ、こんなに完成度の高いものはできなかった。
だから二人のお祝いにしようと提案すると、彼女はにっこり笑って頷いてくれた。