ポリスに恋した
注文した商品を手に席につき、何気なく窓を眺めた時。

飼い主さんに連れられている可愛いわんちゃんを見つけた。

首輪に繋がっている、赤いロープ。

それを見た途端に、息が詰まって苦しくなってきた。

「桜?ちょっと、大丈夫?…桜!?」

近づいてくる男。迫り来る恐怖。圧迫感。

苦しい。怖い。誰か、助けて…。

玲於くん…。

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