ポリスに恋した
学校帰り、昨日は夜勤だった玲於くんが早めに帰る日だったので、2人に玲於くんを紹介しようと思ったのだ。

「実は、お付き合いすることになりました!」

「え!いつの間に!?あんなに玲於くん、玲於くんって言ってたのに…」

「えへへ…」

「桜。…言っとくけど俺、諦めてないから」

「へ?」

「ふうん?…受けて立つよ」

「俺、坂野颯です」

玲於くんと颯は、なぜかお互いを睨み合って不穏な空気だ。

「ちょっと颯!玲於くんは悪い人じゃないから!」
< 111 / 162 >

この作品をシェア

pagetop