ポリスに恋した

玲於サイド

真っ暗で、何も見えない。

ここはどこだろう。

暴走行為を検挙しようとして...。

ああ、思い出した。

俺、殴られたんだった。

もしかして俺、死んだのかな?

まだまだ検挙しなければならない人がいたのに、俺は真っ先に倒れてしまった...。

もっと鍛錬に励まなければ、俺は大切な人を守れない。

「玲於くん...」

誰かの声が聞こえる。

どこか懐かしく、優しい声。
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