ポリスに恋した

玲於サイド

陽太が言っていた、わざと忘れるってどういうことだ?

俺が故意に記憶喪失を装っていると陽太が思った理由ってなんだろう。

俺にとって、桜ちゃんが特別な存在だった...?


『私、玲於くんが好きなの!』

『私のこと、少しは意識してくれた?』

っ!

桜ちゃんのことを思い出そうとすると、頭がズキズキと痛む。

でも、やっぱり俺と桜ちゃんの間には何かある気がするんだ。

確かめたいけど、最近桜ちゃんは滅多に来なくなってしまった。

もしかして、避けられているとか...。
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