ポリスに恋した

桜サイド

「おはよ、桜」

「おはよう、颯」

「あのさ、今日、俺も葉山さんのところに行きたいんだけどいいか?」

「もちろん!玲於くんも喜ぶよ!」

最近は、玲於くんに会っていない。

もう何十年も姿を見ていないような感覚さえある。

でも、私が行くとまた玲於くんは...。

やっぱり私は会いに行くべきではないから。

「病室番号教えるから、様子見てきてほしい。自分勝手でほんとうにごめ...」

「いや、桜も一緒に行くんだよ」

「え、なんで...」
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