ポリスに恋した

9.これからもずっと、、

俺は、泣きながら走って行く桜ちゃんを見て、今日こそは話そうと思って追いかけている。


『実は、お付き合いしてて...』

『ちょっと颯!玲於くん睨まないで!』


その瞬間、穴だらけだったパズルのピースがようやく埋まった気がした。

「桜...。桜!」

気づけば、外に出てしまっていた。

誰もいない裏庭のような場所に来たところで、ようやく桜を捕まえた。

「待って!」

「いや、離して!もう、見たくないよ...」

「桜!俺、思い出した!」
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