ポリスに恋した
すると、玲於くんが心配そうに私の顔を覗きこんできた。

ち、近いよ、玲於くん!

「桜、大丈夫?」

「だ、大丈夫大丈夫!ありがとう」

「桜は可愛いんだから、気をつけないとダメだろ?」

「玲於くん!誰にでもそういうこと言ったらダメなんだからね?」

玲於くんのこういうところ、ほんと心配になる。

どこぞのキャバ嬢に目をつけられて、いつの間にか同棲させられて、そのまま結婚ってことになったら!?

…私、そんなの見てられないよ。

「俺は、本当に思ったことしか言わないけど」

「え?」
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