ポリスに恋した
「あはは。可愛いね。玲於と知り合いなの?」

「はい、幼なじみで」

「そうなんだ。俺の可愛い妹みたいな存在」

妹…。

やっぱり、私って玲於くんに女の子として意識されてないんだな。

その事実に、改めて気付かされる。

確かに、私はまだまだ子供だ。

玲於くんとも歳は離れている。

「…私、そろそろ帰るね。2人とも、お勤めご苦労様です!」

「桜!?」

玲於くんから教えて貰った敬礼をし、逃げるように走り出す。
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