Love Story〜結くんとマリィの物語〜
結くんとマリィ
今日は、会社終わりに会う約束をしている結翔と茉凛。

【今着いたよ】

結翔からのメッセージを、会社で確認する茉凛。 

【はーい(^^)/
急いで出ます!】
返信して、荷物を抱えた。

心配性な結翔は、必ず茉凛を会社まで迎えに行く。
茉凛が会社を出ると、スマホを操作しながら待っている結翔がいた。

「今日も、カッコいい…//////」
アプリゲームをしているのか、動画を見ているのか、茉凛に気づかずスマホを見ている結翔。

茉凛は、そんな結翔をポーッと見つめていた。

梅雨も明け、暑さが本格的になりそうになっているこの時期。

仕事帰りの結翔は、ジャケットは脱いで腕に掛けていた。
更にカッターシャツも腕を捲っていて、ネクタイも外し、ボタンも第二まで外していた。 

ため息が出る程、カッコいい。

声を大にして言いたい。

“そこにいるイケメンは、私の彼氏です!”と。

しばらく見惚れていると、不意に結翔がこちらを見た。
茉凛の存在に気づいた結翔が、ふわりと微笑み軽く手を上げ小さく振ってきた。

茉凛も微笑み、手を振る。
すると結翔が、微笑み近づいてきた。

「マリィ、お疲れ!」

結翔は、茉凛のことを“マリィ”と呼んでいる。
微笑み言って、茉凛の手をさりげなく握り指を絡めた。

茉凛も握り返し「結くんも、お疲れ様です!いつもお迎えありがとうございます!」と微笑んだ。


「とりあえず、何か食べに行こう?
マリィは何が食べたい?」

「結くんが決めてください!」

「うーん…
特に、ないんだよね(笑)
でもとにかくお腹はすいてるから、がっつり食べたい気もするし」

「はい!」

何にしようか考えてる姿までカッコ良くて、茉凛は結翔を見上げ見惚れていた。

「明日は休みだし、久しぶりに居酒屋行こうか?」

「はい!」

「それとも、焼肉?」

「どちらでも!」

「………」

「……/////」

「………」

「……/////」

「マリィ」

「はい!」

「僕の顔見てても、お腹は満腹にならないよ?(笑)」

「え?
でも、心は満腹になります!」

「フフ…!」

「え?何かおかしいですか?」

「ううん(笑)
じゃあ、居酒屋にしよう!」

二人は微笑み合って、よく行く居酒屋に向かった。
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