Love Story〜結くんとマリィの物語〜
今日は、金曜日。
既に満席で、二人は名前を書き待つことに。
並んで椅子に座り、他愛ない話をする。
「結くん、さっき何を見てたんですか?」
「ん?」
「私を待ってた時です。
ゲームですか?
それとも、何かの動画?」
「あー!
ゲームしてたんだ!
ヒマパズ。
全クリアしてたんだけど、昨日新しいレベルがアップされたからまたハマってて(笑)」
「じゃあ、ポイントかなり貯まってるんじゃないですか?
いいなぁ〜」
「フフ…!まぁね!
今度、ポイントでコーヒーでも飲もうね!」
「はい!
あ、だったら、今してもいいですよ?ヒマパズ」
「マリィといるんだよ?
しないよ」
「え?
私は構わないですよ?」
「あくまでもゲームは“暇な時にするモノ”
今はマリィとの時間だよ?」
「なるほど!
ありがとうございます!」
順番が来て、席についた。
「――――――先にお飲み物をお聞きしてもいいですか?」
店員に言われ、結翔が「マリィはハイボールだよね?」と聞いてくる。
「はい!」と頷くと、結翔が「ハイボール二つ」と言った。
「ハイボールお二つですね!
あとのご注文は、そちらのタブレットでお願いします!」
店員が厨房へ行き、結翔がタブレットを茉凛が見えるように置いた。
「何にしようか?
――――――――――…………」
タブレットで料理を注文し、ハイボールが来て乾杯をして飲み始めた。
「マリィ、仕事どう?
慣れた?」
茉凛は、今年会社に入社したばかりの22歳。
最初の一ヶ月は、なかなか慣れず失敗を繰り返していた。
その度に結翔に相談し、慰めてもらっていたのだ。
「はい、だいぶ…!」
「良かった!」
「最近は、やっと失敗することも減りました(笑)」
「そっか…!
少し余裕も出てきたかな?」
「うーん…どうだろ…(笑)
でも皆さんが優しいので、なんとかやっていけてます!」
「じゃあ、安心だね!」
「すみません。ご心配かけて…」
ペコリと頭を下げると、結翔の手が伸びてきてポンポンと撫でられた。
頭を撫でられて、嬉しくてはにかむと、更に結翔が愛でるように頭を撫でてくる。
茉凛にとって、結翔に愛でられる時間は至福の時だ。
茉凛は噛みしめるように、微笑んだのだった。
既に満席で、二人は名前を書き待つことに。
並んで椅子に座り、他愛ない話をする。
「結くん、さっき何を見てたんですか?」
「ん?」
「私を待ってた時です。
ゲームですか?
それとも、何かの動画?」
「あー!
ゲームしてたんだ!
ヒマパズ。
全クリアしてたんだけど、昨日新しいレベルがアップされたからまたハマってて(笑)」
「じゃあ、ポイントかなり貯まってるんじゃないですか?
いいなぁ〜」
「フフ…!まぁね!
今度、ポイントでコーヒーでも飲もうね!」
「はい!
あ、だったら、今してもいいですよ?ヒマパズ」
「マリィといるんだよ?
しないよ」
「え?
私は構わないですよ?」
「あくまでもゲームは“暇な時にするモノ”
今はマリィとの時間だよ?」
「なるほど!
ありがとうございます!」
順番が来て、席についた。
「――――――先にお飲み物をお聞きしてもいいですか?」
店員に言われ、結翔が「マリィはハイボールだよね?」と聞いてくる。
「はい!」と頷くと、結翔が「ハイボール二つ」と言った。
「ハイボールお二つですね!
あとのご注文は、そちらのタブレットでお願いします!」
店員が厨房へ行き、結翔がタブレットを茉凛が見えるように置いた。
「何にしようか?
――――――――――…………」
タブレットで料理を注文し、ハイボールが来て乾杯をして飲み始めた。
「マリィ、仕事どう?
慣れた?」
茉凛は、今年会社に入社したばかりの22歳。
最初の一ヶ月は、なかなか慣れず失敗を繰り返していた。
その度に結翔に相談し、慰めてもらっていたのだ。
「はい、だいぶ…!」
「良かった!」
「最近は、やっと失敗することも減りました(笑)」
「そっか…!
少し余裕も出てきたかな?」
「うーん…どうだろ…(笑)
でも皆さんが優しいので、なんとかやっていけてます!」
「じゃあ、安心だね!」
「すみません。ご心配かけて…」
ペコリと頭を下げると、結翔の手が伸びてきてポンポンと撫でられた。
頭を撫でられて、嬉しくてはにかむと、更に結翔が愛でるように頭を撫でてくる。
茉凛にとって、結翔に愛でられる時間は至福の時だ。
茉凛は噛みしめるように、微笑んだのだった。