Love Story〜結くんとマリィの物語〜
そして結翔は茉凜に出逢って、気づいた事がある。
それは――――自分は、思ってたより“独占欲が強い”と言うことだ。
今日はデート日。
結翔は、待ち合わせ場所に向かった。
茉凜は先に着いていた。
しかし……
「…………あの人、誰?」
男性と話していた。
しかも、仲良さそうに………
「マリィ!」
男性に向けられている茉凜の視線を奪い取りたくて、少し声を張り上げて呼んだ。
「あ!結くん!」
嬉しそうに笑う茉凜。
結翔も微笑み、さり気なく茉凜の腰を抱き寄せた。
「誰?」
そして、相手の男性をちらりと見て言った。
「あ、こちら、職場の先輩のイワタニさんです!」
「どうも!
イワタニです!」
「こんばんわ」
「で!こちらが、彼氏の結くんです!」
「フフ…見ればわかるよ(笑)」
「いやいや!カッコ良すぎて、私の彼氏と思われないかと……
私にはもったいないくらいの、外見も内面も素敵すぎる彼氏なんですもん!」
「そっか!」
嬉しそうに紹介する、茉凜。
どこかドヤ顔で、可愛い。
しかし………自分以外の男性と仲良く話してるのを見るのは苦しい。
「すみません、僕達急ぐので……」
「あ!そうすか!
こちらこそ、邪魔してすんません!
じゃあな!」
「はい!お疲れ様でした!」
イワタニを見送り、結翔を見上げる。
「結くん、行きましょ?」
「うん、あの…さ……」
「はい!」
「今の…イワタニ…くんとは仲良いの?」
「うーん…仲良くはさせてもらってますが、特別仲良いわけではないです」
「そっか」
「ここに来る前にちょっと、お買い物してて。
その時にばったり会ったんです」
「そうなんだ」
「あ…それで……
今、ちょうどお買い物の話したのでこれ……」
茉凜が、小さな包みを渡してきた。
「え?これは?」
「お買い物ってゆうのは、結くんに贈りたいピアスのことで…
いつも沢山幸せ貰ってるので、お礼と、これからもよろしくお願いしますってゆう気持ちです!」
「……/////ありがとう!
開けていいかな?」
「もちろん!」
“Y”のイニシャル入りのシンプルだが、お洒落で他にはない特別感のあるピアス。
「マリィ、ほんとありがとう!」
先程までのヤキモチが一気に引いて、嬉しくて結翔は茉凜に顔を寄せた。
そして周りに見えないように、キスを落とした。
それは――――自分は、思ってたより“独占欲が強い”と言うことだ。
今日はデート日。
結翔は、待ち合わせ場所に向かった。
茉凜は先に着いていた。
しかし……
「…………あの人、誰?」
男性と話していた。
しかも、仲良さそうに………
「マリィ!」
男性に向けられている茉凜の視線を奪い取りたくて、少し声を張り上げて呼んだ。
「あ!結くん!」
嬉しそうに笑う茉凜。
結翔も微笑み、さり気なく茉凜の腰を抱き寄せた。
「誰?」
そして、相手の男性をちらりと見て言った。
「あ、こちら、職場の先輩のイワタニさんです!」
「どうも!
イワタニです!」
「こんばんわ」
「で!こちらが、彼氏の結くんです!」
「フフ…見ればわかるよ(笑)」
「いやいや!カッコ良すぎて、私の彼氏と思われないかと……
私にはもったいないくらいの、外見も内面も素敵すぎる彼氏なんですもん!」
「そっか!」
嬉しそうに紹介する、茉凜。
どこかドヤ顔で、可愛い。
しかし………自分以外の男性と仲良く話してるのを見るのは苦しい。
「すみません、僕達急ぐので……」
「あ!そうすか!
こちらこそ、邪魔してすんません!
じゃあな!」
「はい!お疲れ様でした!」
イワタニを見送り、結翔を見上げる。
「結くん、行きましょ?」
「うん、あの…さ……」
「はい!」
「今の…イワタニ…くんとは仲良いの?」
「うーん…仲良くはさせてもらってますが、特別仲良いわけではないです」
「そっか」
「ここに来る前にちょっと、お買い物してて。
その時にばったり会ったんです」
「そうなんだ」
「あ…それで……
今、ちょうどお買い物の話したのでこれ……」
茉凜が、小さな包みを渡してきた。
「え?これは?」
「お買い物ってゆうのは、結くんに贈りたいピアスのことで…
いつも沢山幸せ貰ってるので、お礼と、これからもよろしくお願いしますってゆう気持ちです!」
「……/////ありがとう!
開けていいかな?」
「もちろん!」
“Y”のイニシャル入りのシンプルだが、お洒落で他にはない特別感のあるピアス。
「マリィ、ほんとありがとう!」
先程までのヤキモチが一気に引いて、嬉しくて結翔は茉凜に顔を寄せた。
そして周りに見えないように、キスを落とした。