Love Story〜結くんとマリィの物語〜
「ゆ、結くん!/////」 

「へ?」 
(マリィが怒ってる?) 

「ダメですよ!
こんなとこで、き、キスなんて…//////」

「でも、誰も見てないよ。
それにマリィは、僕のモノでしょ?」

「……//////」
(え?え?これは、私を惚れ殺す気…!!?)

「………なんてね(笑)
ごめんね、つい…みっともないヤキモチ妬いちゃった!」

「嬉しいです!ヤキモチ!」

「えー(笑)ヤキモチ、嬉しいの?」

「だって“それくらい”私のことが好きってことですよね?
…………まぁ、それでも私の方が愛情が大きいですけどね!」

またもや、ドヤ顔で言う茉凜。

「フフ…僕の方が大きいよ?」

「いえいえ!100%私です!」

「フフ…ムキになって可愛い!」

「む、ムキになってなんか…//////」

「フフ…フフフ…!」

「……/////」

可愛い。
可愛すぎて、笑いが出る。

「結くん、これ見てください!」

「ん?」
茉凜が右側の髪の毛を耳にかけ、右耳を見せてきた。
それを見て、結翔は先程プレゼントされたピアスを見比べた。

「そのプレゼントしたピアス、ペアピアスなんです/////
こっそりと、結くんは“私の彼氏”だって牽制してしまうくらいなんですから!!
ね?私の方が、愛情深いでしょ?」

“M”のイニシャルの色違いのピアスがついていた。

「………」

「……/////」

「………」

なんで、こんなに可愛いのだろう。
愛しくて仕方がない。

「…………うぅ…言うつもりなかったのにぃ…/////」

恥ずかしそうにゴニョゴニョ言っている茉凜の右耳に触れた、結翔。

「ねぇ…ちょっと、取ってい?」
そう言ってつけていたピアスを取った。

「交換しよ?
僕がマリィのピアスで、マリィは僕のピアスね!」
プレゼントされたピアスをつけ、自分の左耳に茉凜がつけていたピアスをつけた。

「良いんですか?
それ、私用なのでピンク色ですよ?」

「構わないよ?
これで、お互いに牽制出来るね!
マリィは僕のモノ!
僕もマリィのモノって!」

微笑むと、茉凜も照れたように笑っていた。

結翔は思う。
マリィと話してると、苦しいヤキモチもなんだか楽しく感じる。
ほんと…マリィには敵わないな……!

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