Love Story〜結くんとマリィの物語〜
それから……店を出た、茉凜達。

そこに「あれ~?カナミ(ヤマハラの名前)だ!」と、男性の声が聞こえてきた。

「ん?」
「誰?」 

「え?アキラ?
久しぶりね!」

ヤマハラに声をかけてきた男性・アキラ。
二人の友人を連れていて、ヤマハラに微笑んだ。

「あぁ!
俺達さ、そこで今から飲もうってことに………あ!カナミ達も来る?
もちろん奢るし!」

「うーん…みんな、どうする?」

ヤマハラが、茉凛達に聞いてくる。

「私は良いですけど…」
「私も!」

「シロマリちゃんは?」

「えーと……
彼に聞いてからでも良いですか?」

茉凛は、結翔に電話をかけた。
同僚や友人以外の男性との飲み会をする時は、一度連絡がほしいと前に言われたことがあるからだ。

『マリィ?どうしたの?』

「―――――あ!あの!
今から先輩達と一緒に、先輩のお友達さんと居酒屋に行くことになって……
行ってもいいですか?」

『……………
…………そうやって聞いてくるってことは、男なんだね?』

「は、はい」

『マリィは行きたいの?』

「あ、えーと……行きたいというか、せっかく誘われたし……」

『…………わかった。
で?何処の居酒屋?』

「居酒屋○○です。
△△ってイタ飯屋さんの横の」

『あー
ん。わかった。
迎えに行くから、終わりそうになったら連絡して?』

「え?ちゃんと、タクシーで帰りますよ?」

『ダメだよ。
マリィが何を言っても、迎えに行くから』

「は、はい、わかりました…!」


先にヤマハラ達は居酒屋に行っていて、茉凛も通話を切り向かった。

「シロマリちゃん!こっち!」

「あ、はい!」
ヤマハラの隣に座る。

「シロマリちゃん、何飲む?」

「えーと……ハイボール、良いですか?」

「ん。アキラ、ハイボール〜」

「了解〜」

そして飲み物とつまみが来て、乾杯をした。

「――――みんな、若そうだね〜」
アキラが微笑み、茉凛達を見比べるように見る。

「そりゃねぇ(笑)
みんな20代だもん!」
ヤマハラも笑う。

「シロマリちゃんなんか、22歳だもんね!」
「あ、はい」

「「「若〜い!!」」」

「……/////」
(な、なんか、照れるな…//////)


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