Love Story〜結くんとマリィの物語〜
僕とマリィの出逢い
超絶イケメンの結翔と、ごく普通の茉凛。
25歳の結翔と、22歳の茉凛。
何の接点もないように思えるが……二人は、同じ大学に通っていた。
―――――――――…………
マリィが入学した時、自分で言うのもなんだが僕は大学の人気者だった。
容姿が整っている上に、賢く、物腰の柔らかい紳士。
非の打ち所がない、稀にみるハイスペ男。
そう言われていた。
そんな中当時のマリィは、全く僕に興味を持ってなかった。
それは、マリィには恋人がいたからだ。
その恋人が僕の友人・桔平で、マリィを紹介されたのがきっかけで僕達は出逢った。
「――――ユイ。俺の彼女、茉凛!
バイトの後輩で、去年から付き合ってるんだ!」
「茉凛ちゃんか。
こんにちは!京谷 結翔です」
「こんにちは!
白織 茉凛です!」
「カッコいいだろ?俺の友達!」
「はい!カッコいいです!
綺麗な顔ですね~!」
ふわりと微笑む、マリィ。
「……/////」
可愛い…
僕はこの時、単純にそう思っていた。
「惚れるなよ(笑)茉凛」
「え?
そ、そんなの!あり得ません!!
桔平くんが好きだから!」
真っ直ぐなマリィは、一つのことに100%つぎ込む性格をしていた。
二つのことを同時に出来ないらしく、そのため恋愛も真っ直ぐだ。
はっきり言い切ったマリィ。
嬉しそうに笑う桔平。
僕は何故か、傷ついていた。
そして、桔平に嫉妬していた。
桔平はいいなぁ…
あんなふうに愛されて……!
そんな思いに支配されていた。
何度も言うが僕は人気者で、モテる。
しかし……恋人が出来ても、半年ももたない。
それは恋人が、僕の隣を歩くことに疲れるからだ。
僕に少しでもつり合うためにと、必死に背伸びして疲れるのだ。
“好きな人が出来た”と言われたり、浮気されたり……
「茉凛ちゃんは、いつも真っ直ぐだね……!」
それから僕とマリィは、毎週木曜日学食でお茶するようになっていた。
桔平はこの時間は講義に出ているので、マリィはいつも桔平を待つために学食にいたから。
僕は少しでもマリィと話をしたくて学食に通い、いつの間にか毎週木曜日いつも一緒にお茶することになっていたのだ。
25歳の結翔と、22歳の茉凛。
何の接点もないように思えるが……二人は、同じ大学に通っていた。
―――――――――…………
マリィが入学した時、自分で言うのもなんだが僕は大学の人気者だった。
容姿が整っている上に、賢く、物腰の柔らかい紳士。
非の打ち所がない、稀にみるハイスペ男。
そう言われていた。
そんな中当時のマリィは、全く僕に興味を持ってなかった。
それは、マリィには恋人がいたからだ。
その恋人が僕の友人・桔平で、マリィを紹介されたのがきっかけで僕達は出逢った。
「――――ユイ。俺の彼女、茉凛!
バイトの後輩で、去年から付き合ってるんだ!」
「茉凛ちゃんか。
こんにちは!京谷 結翔です」
「こんにちは!
白織 茉凛です!」
「カッコいいだろ?俺の友達!」
「はい!カッコいいです!
綺麗な顔ですね~!」
ふわりと微笑む、マリィ。
「……/////」
可愛い…
僕はこの時、単純にそう思っていた。
「惚れるなよ(笑)茉凛」
「え?
そ、そんなの!あり得ません!!
桔平くんが好きだから!」
真っ直ぐなマリィは、一つのことに100%つぎ込む性格をしていた。
二つのことを同時に出来ないらしく、そのため恋愛も真っ直ぐだ。
はっきり言い切ったマリィ。
嬉しそうに笑う桔平。
僕は何故か、傷ついていた。
そして、桔平に嫉妬していた。
桔平はいいなぁ…
あんなふうに愛されて……!
そんな思いに支配されていた。
何度も言うが僕は人気者で、モテる。
しかし……恋人が出来ても、半年ももたない。
それは恋人が、僕の隣を歩くことに疲れるからだ。
僕に少しでもつり合うためにと、必死に背伸びして疲れるのだ。
“好きな人が出来た”と言われたり、浮気されたり……
「茉凛ちゃんは、いつも真っ直ぐだね……!」
それから僕とマリィは、毎週木曜日学食でお茶するようになっていた。
桔平はこの時間は講義に出ているので、マリィはいつも桔平を待つために学食にいたから。
僕は少しでもマリィと話をしたくて学食に通い、いつの間にか毎週木曜日いつも一緒にお茶することになっていたのだ。