Love Story〜結くんとマリィの物語〜
「そうですか?
フフ…ありがとうございます!」
ふわりと笑う、マリィ。
僕は、マリィのふわりと笑う笑顔にいつも癒されていた。
いつの間にか、好きになっていた――――――
毎週木曜日。
だいたい、14:40〜16:30の2時間弱。
僕にとっては、幸せな時間だった。
色んな話をした。
映画が好きなマリィの、お気に入りの映画。
どんなデートが好みで、好きな食べ物は?
でもマリィは決して、僕の好みを“聞き返すことはない”
僕からの一方的な話ばかり。
マリィの口から出る話は、桔平のことばかり。
まぁ、当たり前だけど……
それでも良かった。
マリィの傍にいれるなら。
話が出来るなら。
それだけで構わない。
そんな生活を半年程過ごしていた矢先。
就職活動が終わり、今の会社に内定も決まって比較的ゆっくりした時間を送っていた僕。
マリィの様子が最近おかしいことに気づいた。
桔平の話を極端にしなくなったのだ。
それに加えて、桔平といるところも見なくなった。
「茉凛ちゃん、最近どうしたの?」
僕はおもいきって、聞いてみた。
「え?」
「桔平と、なんかあった?
最近、一緒にいるところを見ないから」
「あ…
桔平くんに聞いてませんか?」
「え?」
「別れたんです、私達」
「………」
「………」
「………」
「………」
「え?そ…なの…?」
「はい」
マリィは、何を考えてるかわからない淡々とした表情と言葉で頷いた。
「もう…4か月?くらい経ちますよ」
「そうだったんだ…
ごめんね、知らなくて…」
「いえ!
…………あ!そうだ!
これ…受け取ってくれませんか?」
マリィがガラリと話題を変えるように、紙袋を渡してきた。
「え?これ…」
明らかに、プレゼントだ。
「就職祝いです!
内定もらえたんですよね?
就職、おめでとうございます!」
「あ、ありがとう……!」
微笑み受け取りながらも、僕の頭の中は“?”でいっぱいだった。
フフ…ありがとうございます!」
ふわりと笑う、マリィ。
僕は、マリィのふわりと笑う笑顔にいつも癒されていた。
いつの間にか、好きになっていた――――――
毎週木曜日。
だいたい、14:40〜16:30の2時間弱。
僕にとっては、幸せな時間だった。
色んな話をした。
映画が好きなマリィの、お気に入りの映画。
どんなデートが好みで、好きな食べ物は?
でもマリィは決して、僕の好みを“聞き返すことはない”
僕からの一方的な話ばかり。
マリィの口から出る話は、桔平のことばかり。
まぁ、当たり前だけど……
それでも良かった。
マリィの傍にいれるなら。
話が出来るなら。
それだけで構わない。
そんな生活を半年程過ごしていた矢先。
就職活動が終わり、今の会社に内定も決まって比較的ゆっくりした時間を送っていた僕。
マリィの様子が最近おかしいことに気づいた。
桔平の話を極端にしなくなったのだ。
それに加えて、桔平といるところも見なくなった。
「茉凛ちゃん、最近どうしたの?」
僕はおもいきって、聞いてみた。
「え?」
「桔平と、なんかあった?
最近、一緒にいるところを見ないから」
「あ…
桔平くんに聞いてませんか?」
「え?」
「別れたんです、私達」
「………」
「………」
「………」
「………」
「え?そ…なの…?」
「はい」
マリィは、何を考えてるかわからない淡々とした表情と言葉で頷いた。
「もう…4か月?くらい経ちますよ」
「そうだったんだ…
ごめんね、知らなくて…」
「いえ!
…………あ!そうだ!
これ…受け取ってくれませんか?」
マリィがガラリと話題を変えるように、紙袋を渡してきた。
「え?これ…」
明らかに、プレゼントだ。
「就職祝いです!
内定もらえたんですよね?
就職、おめでとうございます!」
「あ、ありがとう……!」
微笑み受け取りながらも、僕の頭の中は“?”でいっぱいだった。