死神の子
晴「次の授業は、久しぶりに実技だったよな!トーナメント式でたたかうんだろ?楽しみ〜!」

颯「晴人にはいつもいっぱいお世話になってるからしっかりお返ししないとな〜?」

晴「ごごごごめんって!謝るから本気を出さないで〜(泣)」

桜「あらあら、かわいそうにぃ〜」

一時間目から実技とかだる。さぼろっかな。

でもみんなの実力を見たいし参加しよ。

流「優梨奈とたたかえるかもしれないのか〜!楽しみ〜!」

きっとボロ負け。うん。

眠いからねよ。

そのまま僕は机に突っ伏して眠った。

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周りが光につつまれている世界にやってきた。

ここはどこ?夢?

「優梨奈ちゃんこわ〜い!」

「うちの子に近づかないで!」

「バケモノ!」

これは小さい頃に散々言われたことだ。

僕は死神の子だった。死神の子孫っていうこと。

はっちゃんやけんちゃんが守ってくれたけど、怖かった。

「もうここから消えて!」

この言葉がきっかけで僕は感情というものを無くしたんだ。

そのころは死神ということを教えてはいけないのはわかっていた。

でも魔力は隠しきれなかった。

だから、こう言われていたんだ。

みんなが次々と僕から離れていく。

『待って!!』

僕の周りからは光が消え、闇につつまれた。

そうだ。完全に忘れていた。その日から僕ははっちゃんやけんちゃんと離れて一人で暮らしていたんだ。

もう誰も傷つけないために...

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