ヤンキー双子は私の義弟になりました!?

"毎日"の崩壊


「お母さん、おはよう」

「おはよう、天音。…ご飯はもう出来てるわよ。」

「ありがとう。…それじゃあ、いただきます…!」



 私は席に着き、ご飯を食べ始めた。

 不意に私はさっき気づいた事をお母さんに話しだした。


「……そういえばお母さん、私の薬がもうすぐ無くなりそうなんだよね。」

「…あら、そうだったの…。残りはどのくらいなの…?」

「だいたいだけど、あと3日くらいだと思う。」

「……困ったわ、今日はお仕事が入っているし…明日は昭仁(あきひと)さん達が来る日だし…明後日には買いに行かない方がいいと思うし……困ったわね……。」



 ……え?……あきひと?…誰のことを言っているの?

 私は突然お母さんの口から言われた名前に頭が真っ白になる。

 ひ、人が来るって言うこと?

 私は突然の事で理解が追いつかない。



「……お、お母さん、あきひとさんって誰?」


 私は恐る恐るお母さんに聞いた。

 そして帰ってきた言葉は、私を絶望の下に突き落とすことになった。

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