1膳の幸せ
あいはお昼ご飯のことを考えながら歩いてお店に向かった。

 「かけとぶっかけも迷うなぁ」

そうこうしている間に着いたお気に入りのうどん屋さん。

「わっすごい行列!」

でもこのお店は回転が早く、すぐに入ることができる。ワクワクしながら待っているとやっと自分の番が来た。揚げたての宝石のような天ぷらを目にしたあいの顔がパッと輝いた。

「かけ、一つお願いします!」

あいは渡されたかけうどんにさつま天とかしわ天をのっけた。会計をすませ、だしや薬味をたっぷりのせた。

「いただきます」

まず天ぷら!混んでいると揚げたてなのがいいんだよね〜。一口かじった天ぷらにおつゆを浸す。ジュワッとして美味しい!
うどんももちもち!
これで午後も頑張れる!

「ごちそうさまでした。」

ある日あいは、リフレッシュしようと街に来ていた。

「最近勉強ばっかりしていたから、今日はとことん楽しむぞ〜!」

うんと羽を伸ばすことに決めたあいはショッピングやお昼を済ませ、そろそろおやつでも食べようとカフェを探していたその時

「え、あい! おーいやっほー!」

聞き覚えのある明るい元気のある声が聞こえ、あいは振り向いた。

あいの親友 吉田 蒼那だった。

「え!そな!?どしたの!?」

「どしたの!?じゃないよ〜 ぐうぜん〜!」

そなは最近の流行りをおさえたファッションで、センスのいい服だった。春を感じる爽やかなピンクや緑の服で、そなのように明るかった。私は一年中モノクロなので、そなのような明るい服はすごい憧れる。

「ね!色々おしゃべりしよっ!」

「いいよ〜」

蒼那の勢いに押されるように私たちはカフェに入った。
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