オレンジのヒーローは永遠の愛を誓う
ハッと目覚めると、窓の外は夕日ではなく太陽がギラギラと輝いている。
一瞬、ここがどこかわからなかった。部屋を見渡し、凛太郎さんのマンションだと思い出す。
「えっと、少しだけと思ってベッドに寝転んだのは夕方だったはず……。今って」
昨日のままの格好眠っていたので、ポケットを探るとスマホが出てきた。
「10時?」
もう一度、窓の外に視線を向けても夜の10時でないことは明らかで……
「はっ、凛太郎さんは⁉」
昨夜、パスタを作るはずだった。そして今日は仕事ではないだろうか。
慌ててリビングへ行くも、シンッと静まり返っている。周囲を見回すとダイニングテーブルの上にメモを見つけた。
『ひまりへ
疲れていたみたいだから、起こさずに出掛けます。
家にあるものは自由に使ってくれ。
二十四時間勤務だから帰りは明日になる。
凛太郎』
すでに仕事へ行ってしまったようだ。申し訳ない気持ちになるけど、お陰で身体はスッキリとしている。
来週には幼稚園に復帰するつもりなので、今週は凛太郎さんの言葉に甘えてのんびりさせてもらおうと思った。
一瞬、ここがどこかわからなかった。部屋を見渡し、凛太郎さんのマンションだと思い出す。
「えっと、少しだけと思ってベッドに寝転んだのは夕方だったはず……。今って」
昨日のままの格好眠っていたので、ポケットを探るとスマホが出てきた。
「10時?」
もう一度、窓の外に視線を向けても夜の10時でないことは明らかで……
「はっ、凛太郎さんは⁉」
昨夜、パスタを作るはずだった。そして今日は仕事ではないだろうか。
慌ててリビングへ行くも、シンッと静まり返っている。周囲を見回すとダイニングテーブルの上にメモを見つけた。
『ひまりへ
疲れていたみたいだから、起こさずに出掛けます。
家にあるものは自由に使ってくれ。
二十四時間勤務だから帰りは明日になる。
凛太郎』
すでに仕事へ行ってしまったようだ。申し訳ない気持ちになるけど、お陰で身体はスッキリとしている。
来週には幼稚園に復帰するつもりなので、今週は凛太郎さんの言葉に甘えてのんびりさせてもらおうと思った。