オレンジのヒーローは永遠の愛を誓う
来客用のスペースに止められた凛太郎さんの車に乗ると、静かに走り出した。
「退院したばかりなのにすまなかったな」
「そんな、大丈夫です。双子ちゃん可愛かった」
昨夜の二人を思い出して笑ってしまう。
「双子って不思議だよな」
「そうですね。シンクロしてますよね」
「実際に育てるとなったら大変そうだけど」
「同じ年齢の子供が二人ですからね」
「ひまりは、普段から子供に囲まれてるけど、自分の子供がほしいとかないのか?」
「いつかは……。でも、お恥ずかしいですけど、今まで彼氏がいたこともなくて」
「そうなのか⁉」
そんなに驚かれると、素直に暴露してしまって後悔する。
「この歳で恥ずかしいですよね……」
「いや、そうじゃなくて。こんなに可愛いのによく男共が放っておいたなと思って」
「可愛い? 誰が?」
聞きなれないワードに、敬語も忘れて素で返してしまう。
「……え? もしかして無自覚天然……」
凛太郎さんがボソッと呟いた言葉は、私には聞こえなかった。
「退院したばかりなのにすまなかったな」
「そんな、大丈夫です。双子ちゃん可愛かった」
昨夜の二人を思い出して笑ってしまう。
「双子って不思議だよな」
「そうですね。シンクロしてますよね」
「実際に育てるとなったら大変そうだけど」
「同じ年齢の子供が二人ですからね」
「ひまりは、普段から子供に囲まれてるけど、自分の子供がほしいとかないのか?」
「いつかは……。でも、お恥ずかしいですけど、今まで彼氏がいたこともなくて」
「そうなのか⁉」
そんなに驚かれると、素直に暴露してしまって後悔する。
「この歳で恥ずかしいですよね……」
「いや、そうじゃなくて。こんなに可愛いのによく男共が放っておいたなと思って」
「可愛い? 誰が?」
聞きなれないワードに、敬語も忘れて素で返してしまう。
「……え? もしかして無自覚天然……」
凛太郎さんがボソッと呟いた言葉は、私には聞こえなかった。