【長編】寂しがり屋たちは、今日も手を繋いだまま秒針を回した
「え!菅谷、教えてないの!?」
「やべ、忘れてた」
「お前、馬鹿だろ!」
菅谷くんが私に「ごめん」と謝った。
「近くにめっちゃ綺麗な景色が見える川があってさー、そこ見た後にショッピングモールでお昼食べる予定!」
「草野ってマジで水好きだよな」
「どういう意味!?」
「いや、海の時も喜んでたから」
「誰だって嬉しいだろ!」
そんな話をしながら、私たちは草野くんの教えてくれた場所に向かって歩いていく。途中でバスに乗ったが、バスは空いていて全員座ることが出来た。
「なぁ、草野の言ってる川ってどんな場所?」
「俺も友達に綺麗だって教えてもらっただけで、行ったことないんだよな」
「行ったことねーの!?」
草野くんと菅谷くんが小声でも分かるくらい楽しそうに話している。その時、隣に座っている美坂さんが私の肩をトントンと叩いた。
「川崎さん、今日来てくれてありがとね」
美坂さんが私に少し近づいて、さらに小声で話す。
「やべ、忘れてた」
「お前、馬鹿だろ!」
菅谷くんが私に「ごめん」と謝った。
「近くにめっちゃ綺麗な景色が見える川があってさー、そこ見た後にショッピングモールでお昼食べる予定!」
「草野ってマジで水好きだよな」
「どういう意味!?」
「いや、海の時も喜んでたから」
「誰だって嬉しいだろ!」
そんな話をしながら、私たちは草野くんの教えてくれた場所に向かって歩いていく。途中でバスに乗ったが、バスは空いていて全員座ることが出来た。
「なぁ、草野の言ってる川ってどんな場所?」
「俺も友達に綺麗だって教えてもらっただけで、行ったことないんだよな」
「行ったことねーの!?」
草野くんと菅谷くんが小声でも分かるくらい楽しそうに話している。その時、隣に座っている美坂さんが私の肩をトントンと叩いた。
「川崎さん、今日来てくれてありがとね」
美坂さんが私に少し近づいて、さらに小声で話す。