日々、アオハル
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「今まで本当におつかれさまでした!」
「「「「おつかれさまでした!!!」」」」
体育館中に響き渡る声は、一列に横並びになっている私たち三年生に向けて送られたもの。続いて体育館中が温かな拍手に包まれて、ぐっと目頭が熱くなった。
県大会から1週間経った土曜日の今日は、私たち三年生の引退式が行われていた。
毎年恒例の引退式では、三年生チーム対後輩チームで試合を楽しむ。私も少しだけゲームに参加させてもらい、お情けでシュートを決めさせてもらった。
「えーと、まず今日は一日ありがとう」
一歩前に出た光希が、正面で横並びになる一年生、二年生へと一礼をした。この会ももう終盤となり、光希は後輩たちへ向けた言葉を紡いでいく。
最後の地区大会、私たち三田第一は準優勝で幕を閉じた。その1週間後に行われた県大会は一回戦と二回戦を勝利し、三回戦で惜しくも敗退した。
引退が確定した瞬間は、悲しくて、寂しくて、涙を抑えることができなかった。チームの皆もたくさんの涙を流していたけど、帰り際には全員が全員、すっきりと晴れた表情をしていた。
県大会で三回戦まで進んだのは、創設以来私たちの代が初めてだった。最後の大会で最高の結果を残してくれた皆が本当に誇らしい。