この想いが、キミに届きますように。
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「じゃあ、実行委員は月島と田宮に決定だな」
教卓の横に並ばされた私は、手元の細長い紙に書かれた赤マルをじっと見つめてなんとも言えない気持ちになっていた。
……こういうときのくじ運って妙に強かったりするよね。
決まったものは仕方ないし、やるからには頑張らないと、と気持ちを切り替えていると、隣にいた月島くんが「よろしくね、田宮さん」と陽だまりのような笑顔をこちらに向けてくれた。
「あ、うん。よ、よろしくね」
相変わらず、月島くんの笑顔は温かい。
明確に何をするのかわかっていない以上、少し不安ではあるけれど、月島くんと一緒ならなんだか大丈夫な気がする。
ポカポカと胸の中が温かくなるのを感じながら、私は微かに頬を緩ませたのだった。
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