ともしび~紫の永友
終わった。
仲間の信じられない行動に、呆然と立ち尽くしていると、
2人目にボールを顔面にぶつけられた審判が、鼻を赤くしながら、痛そうに顔を歪め、ゆっくりと両手を上げた。
「テ…テクニカル・ファール!!
白6番!!」
「またテクニカル?
はいはい…
これでフリースロー4本?
アハハハ。
大ピンチだな、千秋。
ま、頑張ろうぜ」
「いや…
今のであんた、5ファールだろ…」
「あ、しまった」