ともしび~紫の永友
数日後。
放課後、学校の教室で私の席を囲む様にバスケ部の仲間5人で居ると、
暗い表情を浮かべた顧問の先生がやってきた。
「ハアーッ!?退部!?」
職員会議で決まった処分を、顧問の先生に報告され、
問題を起こした仲間が声を上げた。
「…ごめん。
試合が試合だけに、熱くなる状況でしたって、食い下がったんだけど…
私まだ新任だから、全く相手にされなくてさ…」
「先生は悪くないですよ、気にしないで下さい。
私も気にしませんから」
「いや、葛西は気にしろよ。
本当に反省してるの、アンタ…」