ともしび~紫の永友
「先生からも言ってよ。
こいつら、山籠もりして練習するとか言ってんですよ」
「山って…あんた達、
それ、練習じゃなくて修行でしょ…」
「ウチらディフェンス弱いし、足腰には良い鍛錬になるかと」
提案者の千春がそう言い、呆れた表情を浮かべる先生。
「…芹沢、
一年ほったらかしにして、本当に出ないつもり?」
「マミ達なら大丈夫ですよ。
ウチらより、よっぽど真面目だし」
「そんなボイコットみたいな事したら、あんた達まで謹慎処分になるかも知れないよ。
怪我とか正当な理由がある訳でも無しに、部活サボる様なマネすれば」
「正当な理由ですよ、
ウチらにとっては」
「……。」