ともしび~紫の永友
サヨナラ、私達のバスケ人生。
真っ白に清められていく、職員室と言う名の闇の組織のアジトの中、私は呆然と立ち尽くし、
仲間の行動を止める気力すら無かった。
「……。」
バカなのは、重々承知。
でも、気の強い咲希は、私達がバスケ部に籍を置いている以上、自分には構わず部活に出ろと、凄い剣幕で言ってくるのは目に見えている。
だから、
こいつらは咲希に何も言わせない為、同じ強制退部という道を選んだ。
「ま…窓開けろー!!
寺田ー!どこ行った!!」
「ギャーハハハハ!
正義は勝ーつ!!」
この事件をキッカケに、私達は非行の道へ走る事となり、
壮絶な物語りは、
ここから幕を開ける――