真冬の景色【完全版】







その後、後輩達と学校で別れた私達は、再び来未の家へ戻るべく、来た道と同じ帰路を辿って歩いた。







「いや〜、3年ってのは気分良いな。

先輩にヘコヘコする必要なくて」


「学校ではな」







来未がそう言った瞬間、前から原付バイクを2人乗りした女達が現れた。








「‥ゲッ、時枝さんだ」







現れたのは、私達の中学の二つ上の先輩達で、彼女らは私に気付くと、原付を停めて声をかけてきた。








「よう、お前ら」


「ち‥ちわっす‥」






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