真冬の景色【完全版】







麗子という女の言葉に、私達も公園の中へ視線を向けると、公園の真ん中辺りに一台の原付が停まっていて、側には女らしき2人の人影が有った。






「‥あの制服、まさか」






灰原はそう漏らすと、キッと表情を強張らせ、地面にペッと唾を吐いた。







「‥行くぞ」







先客が居るにも関わらず、灰原はそう言って公園の中へ入ると、一直線に2人の女達の方へ向かい、私達も後に続いた。






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